緩筋膜層にはいろいろな名前が使われているため、 余計分かりにくくなっているといえます。 解剖学的に認められる正式な名前がまだついていないのです。 現在緩筋膜層に使われている名前は間室、筋膜の境界線、 移行層など。ー又解剖学者ギル=ヘドレーは「筋膜周囲膜」という呼び方をしています。
筋筋膜とは?筋膜との違いは何でしょうか?
筋筋膜とは筋肉内を貫通している筋膜を含んだ筋肉組織のことです 。例えば上腕二頭筋は腓腹筋と同じく筋筋膜組織です。 筋膜が筋肉全ての細胞層と繊維束、 その構造全体をぐるぐると囲んでいるのです。 筋肉と筋筋膜は同じなのです。言い換えると、 筋筋膜は筋膜と変わらず、筋膜の一部なのです。 筋筋膜とは筋膜の中でも身体中の全ての筋肉に付随している筋膜の ことを指します。 筋膜は筋肉なしでも存在し得ますが筋筋膜のない筋肉はあり得ない のです。
Myofascia (筋筋膜)= Myo (筋繊維) + Fascia (筋繊維を束ねて筋肉の形にしている筋膜の覆い)
筋繊維こそが動きと収縮を起こすのです。 しかし筋繊維は筋膜というパートナーなしでは機能しません。 筋膜は組織化し、滑りやすくし、 エネルギーを筋繊維に伝達するのです。
筋筋膜の中には全ての筋繊維を繋いで覆っている筋膜が含まれます 。それは細胞と細胞束、 細胞束の集まり全てに絡まっているのです。
より細かく言うと筋筋膜の中でも筋内膜、筋周膜、 筋上膜というカテゴリーがあるのです。 この層についてはロールモデルのトレーニングでも触れます。
筋内膜:それぞれの筋肉細胞の周りを包む筋膜繊維
筋周膜:筋肉細胞の束を包んで封じ込む筋膜の層で筋膜束を作って いる
筋周膜:筋肉細胞の束を包んで封じ込む筋膜の層で筋膜束を作って
筋外膜: 筋膜束のグループを包んで封じ込める筋膜層
筋膜セラピーを求める人は筋肉のパフォーマンス、つまり筋力と柔
「筋膜」「筋筋膜」との違いや、名前の定義などを頭で理解しようとして、混乱しそうになってしまうが、今日のトレーニングのみかんの構造でイメージを掴んだり、筋膜の構造のみずみずしい映像を見たり、そしてこのブログの最後に書いてある「筋膜はネット一枚で体中につながっている構造であり、一枚の全身に行き渡る自己制御臓器」ということから、一番大切なのは、その臓器としての筋膜の重要性、つながっていること、そしてローリングするときに潤いを与えていて、それが全体に作用してくる、ということを体感して実践、理解していくことが、現段階では重要だと思いました。
筋膜は一枚の複雑な、全身に行き渡る、自己制御臓器―一部でもあり全体でもある、自分の内(肉体)に、いかに多くの協力と支え合い、保護が存在するかを知り感動しています。肉体の一つの動作がどれほど多くの筋膜の作用によって構成されているか、動作そのものに愛情を感じずにはいられなくなりました。
筋膜とは身体を張り巡らされている蜘蛛の巣のようなものと良く書かれていますが、 最初は体の表面状のみだけかと思っていました。 このように筋膜は細胞層や筋繊維の細かいところまで一本のもので包み込んでいると知り 筋肉を動かすためにはなくてはならない重要な存在だと思いました。 更に浅い部分だけではなく深層部までアプローチをし筋膜に水分や潤いを与えていくことを想像する。 それはとても神秘的なことだと感じました。 自分の体を感じることはとても大切なことなのですね。
こんにちは。 筋筋膜が、筋繊維+筋膜はわかりました。 鶏のササミのような、筋肉の房が「筋筋膜」と理解しました。 わからなかったのが、絵のすぐ上の文章にある「筋上膜」です。 これは筋外膜と同じと考えていいでしょうか。
これまで筋肉を包むラップのように思っていた筋膜に対するイメージが、ガラリと変わりました。身体って何て素晴らしいつくりなのだろうと感動するとともに、これからますます研究が進み、新たな知識に出会えるであろうことが楽しみです。
今回の講座プラスこのブログを読んでさらに落とし込めてきました。 リリースをすることで懲りもとれてお肌の潤いまで得られるとは女性には嬉しすぎる効果です。 顔周りの筋膜リリース最高ですね。